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いつでも起こりうる

 米国のオバマ前政権で国務副長官を務めたトニー・ブリンケン氏が朝日新聞の単独取材に応じ、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)体制の崩壊に備え、日米韓や中国などが「事前協議をすることが非常に重要だ」と語った。在任中に中国側に協議を持ちかけたが、応じなかったことも明らかにした。

 ブリンケン氏は、金正恩・朝鮮労働党委員長が権力基盤を固めつつあり、体制崩壊の可能性が高いわけではないとしながらも、「いつでも起こりうる」との見方を示した。米高官経験者が、北朝鮮の体制崩壊について公に言及するのは珍しい。こうした危機感は、昨年11月にオバマ大統領がトランプ次期大統領(いずれも当時)と面会した際に伝えられたという。

 ブリンケン氏は、正恩氏が権力掌握のために、政権幹部らの粛清を急速に進めていると分析。粛清対象となった幹部らが「先に行動を起こす可能性がある」として、テロやクーデターに踏み切る可能性がありうるとの見方を示した。こうした事態に備え、関係国が一致して対処できるように、(1)核施設の管理(2)軍の派遣方法(3)崩壊後の統治方法、について事前に協議する必要性を訴えた。